初めてのアユールベーダ。

インドに来たら、やっぱりアユールベーダでしょ。
ということで、いろんな先生がいるらしいけれど、
お勧めされる先生にお願いすることに。


約束の時間に遅れること10分、彼はバイクでやってきた。
彼のバイクに乗ること20分。
流れる景色がどんどんのどかになり、不安が募る。
本当に彼に着いて行っていいもんなんだろうか。。


普通のおうちに到着。小さな部屋に連れて行かれる。
オームのマントラが流れる薄暗い部屋。
400年前から使用し続けているというマッサージ台が、
なんとも言えない良い色をして待ち構えていた。


そんな部屋でパンツ1枚の姿で放置されること10分。
1人ぼっちの10分て長い。時計の針が一向に進まない。
瞑想してて、って言われたけど、気が気でない。
英語がうまく聞き取れなかったけど、
本当にトップレスなのかしらん?
こんなところで、こんな格好をして、
何かあった時にはどう助けを求めればいいのかしらん?



そんなこんなでマッサージが始まる。
始まってしまえば、身を任せるしかない。


軽いお祈りをされ、頭からオイルを垂らされる。
ココナッツの香りがいいにおい。
頭をぐしゃぐしゃに揺られ、
座ったままで背中からお尻(!)までマッサージされ、
仰向けで胸ももみくちゃに(!!)された。
マッサージというか、指圧みたいな感じ。40分間。
気持ちいいというよりはむしろ痛い。


5分のシャバーサナ(休息)の後、
うつ伏せでマッサージされること30分。
肩に近い背中と、ふくらはぎが猛烈に痛い。
痛いところばかり集中して攻められる。


Supta Hasta Padangusthasanaのように、
足を広げられつつのマッサージありーの、
Bhekasaaのように、
足を押し付けられつつのマッサージありーの、
どうなっているのかわからないけど、
足の裏が背中に押し付けられたマッサージもありーの。
Urdhva Mukha Svanasanaで持ち上げられ、体が浮いたりもした。
もう勘弁して・・・と終わることを望むばかりだった。



またもシャバーサナに入り、幸せな眠りに入ること10分。
「あっつっっっ!」
ものすごい熱さで目が覚める。
タオルのようなものを体にこすり付けられていた。
顔の横では、轟々とガスの音を立てている青白い炎が見えた。
さっきとは違った薬草の匂いがしている。
もう終わりだと思って油断してた。。。


15分、シャバーサナをして終了。



ひたすら痛かった。でも我慢できる痛さ。
先生曰く「体に毒があるからだよ。」
もっと具体的に教えてよ、英語よく聞き取れないけど。。
オイルはいろいろな葉や枝や実から作っていた。
それらの草だけでもいい匂いがした。


全身オイルだらけのまま洋服を着て、
また同じ道を20分間バイクに乗って帰ってきた。



これでびっくりするほど体が柔らかくなってるといいなーと思ったけど、
もちろんそんなことはなく、翌日は逆にすごく体がだるかった。


アユールベーダってこんなものかー。