対自分。
オリンピックのような大舞台で
満足な結果を出せなかった選手が、
「楽しんで走れました」
とコメントするのは、すごいなぁと思います。
中学時代は陸上部でした。
短距離とハードルをやってました。
ハードルはすごくスキでした。
ハードルを1つ超えることが、
1つのゲームみたいな感覚で、楽しんでいました。
でも、走ることがスキだったか。
そう聞かれると疑問です。
200m競技でカーブから直線に入ってくるとき、
自分のカラダが隣りの選手の肩をグンッと超える瞬間。
ストレートラインで、
横に走っている選手が段々視界から消えて行く瞬間。
前に走ってる選手が見えず、
真っ先にゴールを駆け抜ける瞬間。
この瞬間だけが楽しかったと思います。
人より少しばかり早く走れること、
ただそれだけが嬉しかったように思います。
お山の大将レベルだったんですけど。
ずっと体育会系で、人ばかりと競争してきました。
オリンピック選手みたいに、
自分と戦うことなんてしていなかったと思います。
ヨガで、ようやく自分と向き合う時間が持てるようになりました。
"自分との戦い"の意味が、昔よりは理解できるようになった気がします。