呼吸を考える。

今回の上京中に、人体の不思議展に行きました。
ホンモノの人体標本の展示会です。
ずーっと行きたいと思っていてやっと行けました。


昔、この展覧会のDVDを見せてもらったことがあったのですが、
当時はあまりの生々しさに、途中でギブアップしました。
慣れって怖いというか、今回は実物を見ても始終平気でした。



肺はカラダの前面よりも背面の方に
ずっしりあるように見えました。


前屈する前の吸気では、
バンダを引き上げて胸を突き上げるような感じでいたけれど、
背中の方にも意識を向けて吸った方がいいような気がしました。


ただ座って胸式呼吸をした時には、
肋骨の骨と骨の間を広げるように、
背中や脇の下も広げる、という感覚がわかります。
アサナを取っているときには、その感覚がうまくつかめません。
意識しないと特に難しいです。呼吸って本当に奥深いです。。



一体、触れることの可能な標本がありました。
人の横隔膜を初めて触りました。
簡単につまめるペラペラなものでした。
本当に薄くて意外でした。



平日の空いているところにヨギーニ3人。
説明に出てきていた白衣の先生を質問攻めにしました。
先生、大変だったことでしょう。。


標本は中国の方らしいです。1体1000万円するとか。
若い女の子たちの集団が"かわいそー"と口にして騒いでました。
ネットでは、倫理的観点等でいろいろ取り上げられてますが、
ホンモノのカラダを見る、触れるということは、
なかなか体験できることではないと思います。
どのような経緯の献体であろうと、
あたしはすごく勉強させてもらいました。ありがとうございました。